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旅の人生88ヶ所めぐり

忙しくても、自分の行きたいところへとにかく行こう。行きたかったところを、一つずつツブして(かなえて)いくのだ。ある地へ行ったことが、その後の人生に影響することも多い。旅に憧れるロマンチストは、そうして自分だけの旅の人生遍路を辿り、完成させていくことで、自分の人生を極大まで充実(即ち満願成就)させたいと願う。ここでは、私のささやかな八十八旅を、自由にクロスさせながら拾い上げていきます。

ピアニスト

ほっと くつろいで今 自分の書斎(というとかっこいいが…たんなる自室。8畳の和室を独占している。が、和室といってもタンスや本棚や、古いステレオや、僕の机も二つ入っていて、おまけに寝室兼用であるためすごく複雑かつ立体的な空間となっている。自称「無夢離苦(むむりく)庵」)で私の机に向かっている。
週末を迎えた晩のこのひと時は 心から豊かな時間。
ショパンの 夜想曲全集をかけて、これを書きはじめたところである。
ショパンの音は、ときに心おちつく反面、妙に心の中が泡立つというか、徒然草 的に物狂おしい気持ちにもさせる。とてつもなく強く、情熱的な、あまりに情熱的な音であると思う。これがホントいいんだなあ。
かつて、結婚前(というか子どもの頃、かな)に家でかかっていたのはモノラルの、アルフレッド・コルトー(古い!)とかサンソン・フランソワ、とか。ルービンシュタインとかもかかってたようだが印象は先の二人のほうが僕は強い。
今日のは先月、たまたま会社の車を運転中聴いたポーランドの、ポブウォツカのピアノ。そのとき初めて耳にしたピアニストだが、すぐ調べて購入した。
ピアニスト、といえばポランスキーの「戦場のピアニスト」は公開当時見て、いたく感動した。
ポランスキーといえば僕にとって一番印象に残っていたのは「吸血鬼」だったのだが(セリフも一部覚えているぐらい)、「戦場の…」はマイベストシネマの一つにカウントしたくなるほど素晴らしい映画だった。
ピアニスト、といえばもう一つ、「海の上のピアニスト」もよかった。夫婦でケアンズを旅した帰りに、飛行機の中で見た。ピアノの響きは、好きな者にとって本当にドラマチック。深い映画、深い真実のドラマを、さらにさらにドラマチックに音と旋律が紡いで、こころの中に深い印象を残すのだ。
友達からメールが来て何度かやり取りしているうちに、ショパン、終わった。
久々に綴ったこのページ。旅の話は今夜もなく終わってしまった。
ケアンズ、それは素晴らしい旅だった。カンガルーやワラビー、オポッサムとか実にいろいろな動物を間近に見た。昼も夜も見た。自然の中で見た。カモノハシが水面に浮かんできては泳ぐさまもしっかりこの目で見た。巨大なワニ群も。大きいがおとなしい、ずんぐりしたトカゲも。群れを成して飛び立つ水鳥たちも。グレートバリアリーフの無数の魚たちも。
来るまで楽しみにしていた、熱帯雨林の上を行くゴンドラの旅と鉄道の旅が、むしろこれら他の圧倒的に素晴らしい自然体験の連続にかき消され(まるで休憩時間のようになっ)てしまい、長く退屈な時間に感じられたほどだった。
旅の記憶はいつも生き生きとよみがえる。
ショパンから、思わずケアンズが、少し出ました。今夜はこれと違う最近のささやかな旅のことを書こうと、始めたのだが。
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